本音じゃ夢でも逢いたい

かえるとじゃにーずとみどりのものがだいすきです。

生きててくれてありがとう

自分が死にそうになったことが何度もあるからこそ、生きてることを実感すると、もう何も考えられなくなる。

 

私は、初めて、アイドルに会いに行きました。

 

1曲目が始まって、ずっとずっと聞いてきたあのイントロが流れて、どこにいるのかわからないから、怖くて怖くてあたりを見渡してた。大きなスクリーンに私達の光とあなた達の顔が映った途端、『あ、この人たちって実在してるんだ、私の夢じゃなかったんだ、』って思って、涙がとまらなくなってしまった。それからはもう、何が起こってるのかわからなくて、あなたが決めセリフを言えば膝の力が抜けて、こちらを向いてくれれば手が震えて、どこを見ても夢のようで、でも夢じゃなくて、ずっと泣いていた。ほんとに。そしていちばん楽しみにしていたソロ曲の演出、とても怖かった。ホラー的な怖さとかではなくて、「私の好きをどこまで飛び越えていくのだろう」という気持ちだった。あなたのことが大好きで、ずっと憧れていて、尊敬しているからこそ、怖かった。ただ素晴らしい作品に圧倒され、私は拝むように、祈るように、手を重ねるしかできなかった。

 

親の反対、コロナ禍、土地柄どうすることもできない距離、全てを投げ出して、日帰りで挑んだ福岡、今回のコンサート。

 

私にとってはコンサートなんて楽しいものではなかったけど。ただただあなたの存在を、私の夢を、10年間狂ったように溜め続けた興奮を、あなた達にぶつけるためだけの場だった。10年も会えなかったからこそ、他の人よりもどす黒くて強い想いを持ってあの場に立った。個人的な感覚だけれど。

 

 

精神的に疲れてしまっていたから、大学の人にも、福祉サポートの人にも、病院の人にも、親以外の周りの人にも、息抜きしたってバチは当たらないよ、精いっぱい楽しんでおいで、って言ってもらえた。それはすごく嬉しかった。初めてなのにあんなに良い席だったの、今までの苦労が全部報われた気がして、とても嬉しかった。

 

 

生きる希望をくれてありがとう。私はあなたに出会えて、本当に幸せものです。これからも私の生きる糧になってください。そうじゃないと、私、この生活を続けて生きることなんてできないから。